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  since 2020/12/11 初期作成
  update 2021/09/24 番外編3へ追加公開(VIBROPLEX
  update 2022/09/08 番外編4を追加公開(極小タイプバッジのネタ)

「・・・高周波な生活(の一部)
 日本無線/JRCマーク【金バッジ】(赤バッチ)取外し&清掃

 ココではJRC金バッジの取外し&清掃方法の説明。
 後半というか番外編でJRC金バッジの色々な種類を公開。
 ついでに、入手した物の活用法(w)などを公開。

 能書きを飛ばしたいときは、 メニュー へどうぞ




ここから・・・能書きw

年数を経た日本無線(JRC)製の、
 無線機&周辺機器を清掃してると必ず目に付く”アレ” の件。

いわゆる【JRC金バッジ】 部分。
 (JRC赤バッチとも呼ばれてるのかしら?)
 日本無線の [JRC] ロゴマークを、大きさや表面の仕上げの違いはあれど、
 バッジ状にした、コレ→
 なお正式名称は「社標銘板」らしい。

金属部分は銅メッキ?金メッキ?されており、
 周囲環境&経年数によっては 「緑青(ろくしょう)」 が発生する。
 地金の材質は真鍮なのか・・・? よくわかんねぇや。

経験上、【JST-100〜JST125】,【JST-135初期出荷分】
 上記と同時期に出荷のアンテナチューナー【NFG-97】
 外部スピーカー【NVA-88】
 外部電源【NBD-500J】【NBD-520J】
 業務機器向けに出荷された「NVA-88に600Ω:8Ωトランスを内蔵」して、
 筐体前面に「シールで型名を張った」外部スピーカー【NVA-92】 において、
 「緑青(ろくしょう)」が発生している事が多い気がする。

なお【JST-135後期出荷分】【JST-245&OPのNVA-319】
 JST-245の発売(1994年頃)以降に少数生産されたと思われる、
 【ちょっと色が濃い外部スピーカー NVA-88】では、
 緑青発生が少ない様な気がする・・・・・けど、気のせいかもしれない。

  単に経年の違い? 環境の違い?

で、まぁ、<見えなかったことにしてしまうのも手>だが、
 これを放置すると・・・
 表面のツルツルコートの中にまで緑青が浸食する。結構みすぼらしい。

という訳で、早めに外して緑青を除去したほうが良い(と、強く思う!)。
 金バッジ(赤バッチ)を交換しようにも、
 新しく入手出来ないしするのは困難。
 いや、日本無線の営業に「社標銘板」を売ってくれって言えば
 買えないことも無いと思うけど、悪用防止で色々面倒ではないかと。





外そうにも・・・簡単に外れないよ??

アマチュア無線機JST-100以降(JST-10を含む)、
 JST-145/245まで&周辺機器と、
 受信機のNRD525〜545+NRD345においては、
 他のJRC製の業務用機器(無線関連機器だけではない)と違い、
 フロントパネルの金バッジ 「一段くぼんだ所」に収まっている。外しにくい。

業務機のJSB550だったかJSS600の外側&増幅部を使って作られた、
 (一応民生向けの)リニアアンプ「JRL1000」は平面上に貼られていたのでサクッと剥がせる。
 515ラインは別な形状の物で平らなフロントパネルに貼付、
 505ラインは金バッジではなくメーター回りのベゼルに印刷。

これが業務用機器の場合は、裏からネジ止めされてたり、
 塗装された鉄板やアルミ板の表面に両面テープで張ってあるだけ。

 両面テープの場合は薄いカッターやカミソリの刃を差し入れ、
 キレイに剥がして清掃&補修できる。楽勝。

そういえば、業務用機器で・・・
 【NRD-92〜95 & NRD-240 一部の出荷品】では、
 印刷ではなく金バッジ貼付だったりした模様。
 NRD-630ってどうなんだろう? 見たこと無いや・・・

なお後年になって金バッジではなく
 印刷されてるだけの物が多数を占めることに。。。

▲と言う訳で、過去の経験から
  (何年も仕事で、腐った金バッジを見てきた経験から)
 「この方法でやれば比較的簡単に取れるよね?」
 「こうすれば補修できるよね?」という方法を、ココで紹介。





以下は JRC金バッチ関連メニュー









JRC金バッジ取外し&清掃
 (以下は外部スピーカー「NVA-88」の例)

2020/11頭に入手したJST-135も同じ手法で処置。
なお、以下の画像はすべてクリックするとフルサイズ表示
 (ブラウザの「戻る」でこのページへ戻る)


01:このように緑青(ろくしょう)が発生する。
  フチの部分に、ぐるっと。
 


02:使用するのはコレ。
  健栄薬品の「イソプロピルアルコール50%P」。薬局で買える。

  試した限りでは、健栄薬品の「無水エタノール」(エタノール99.5vol%)でも
  同じように使用可能であった。

  なお2020年12月現在、新型コロナウイルス関連で入手しづらい。
  我が家では食器棚や冷蔵庫内の清掃用として、
  10年ほど前から常時備蓄するようにしていたので無問題。
 


03:水平な台の上に対象物(本例ではNVA-88)を上向きに置く。
  スポイト等でイソプロピルアルコール50%Pを少しずつバッジに垂らす。
  今回はCRC556に付属のチューブが余ってたので、ソレを使用。
 


04:バッジ全体が浸ったら、そのまま暫く放置する。
 


05:時々爪先でバッジを押したりする。
  せっかくなので爪楊枝で周りの緑青を取る。
 
 
 


06:そのうち爪楊枝の先で水平方向にバッジを押すとわずかに動くようになる。
  そこで、力をあまり入れずに色々な方向に押す(動かす)と、
  裏の接着部分にアルコールが浸透しはじめる。
  そのうち爪楊枝の先でこじると、バッジの裏に先が入る。
  (ちょっと難しい表現(笑
  なお下の写真は少し力を入れすぎて、右側短辺が少し曲がってる・・・
 
 


07:バッジが取れた!
  裏の黒い両面接着部材、これを溶かす為のアルコールでした。
  なお、過去にヒートガンで暖めて外そうとして失敗した人が居たので、
  この方法を試したら100%上手くいってる、というお話し。。。
 
 


08:あとは爪楊枝やカッターの刃先等で、少しずつ緑青を除去する。
  今回は精密ドライバーの先も使用。
  一気に取ろうとすると変形させてしまうので要注意。
  ついでに裏の黒い両面接着部材もアルコールを浸透させつつ、
  キレイに除去する(再度貼り付けるときに邪魔)
 
 
 


09:なお本例の「NVA-88」の場合、バッジ貼付部分の中央に穴があるので、
  バラバラに分解してから裏からアルコール注入して押すのも、アリかもしれない。
  ただし、強く押すと金バッジが変形(破損)する可能性があるので慎重に。
  当然本体側に残った接着基材も、アルコールを付けながら少しずつ除去する。
 


10:清掃終了。
  裏の黒い両面接着部材、ココまで落とせば後は普通の両面テープで貼り付け可能。
  お薦めはは、ニトムズの「強力両面テープ」 発砲 発泡ブチルゴムの奴。
  (デコボコした面でもしっかり張り付く)

  最後にアルコールで脱脂しておく。
  (ここで、前出06で曲がってしまった短辺を直した)
 
 


・なお今回の例の場合は、
 金バッジ表面クリア層の部分に薄く緑青が入り込んでしまっている。
 これはもう、諦めるしかないと思う。




JRC金バッジ外した後の補修

11:補修前。
  上の清掃終了時の画像で判るとおり、
  上側の表面の銅?金??メッキが剥がれてしまった。
  緑青と共に剥がれたのか、メッキの薄い膜全部が浸食されていたのか。
  (で、銀色に見えている意味がわからない・・・)
 

12:更なる腐食を防止する為にも、
  剥がれてしまった部分を補修すべく考えたのが、コレ!
  三菱鉛筆「uniペイントマーカー金色」、ホムセンで200円位。
 

13:補修後。
  作業中は手が離せないので画像ナシ。
  慎重に(クリアの部分に付かないように)薄く2〜3度塗るとこんな感じ。
 
 

ここまで補修しておけば「ぱっと見」は、キレイに。
赤い色がついている部分(JRC文字の下地)は、
当たっていた太陽光の照射具合により色味に変化が出るっぽい。
(聞いた話だと紫外線だとか?なら蛍光灯も影響あるか??)

こればかりは、直しようがない。。。








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