★「高周波な生活(の一部)」トップページへ戻る★
★TOUGHBOOK CF-20 のページ へ戻る★
このページは・・・
since 2024/10/22
update 2024/10/24 実際の状態写真を追加
「・・・高周波な生活(の一部)」
Panasonic製 TOUGHBOOK CF-20
肩掛けベルト<ショルダーストラップ>を装着する改造(?)
・Panasonicのタフブックシリーズ、
現行のタブレット型以外はほぼすべての機種に
キャリングハンドルが装備されている。
持ち運びに便利。
・でも他に荷物を持って移動する時には
肩掛けベルトが欲しいんだけど。。。
CF-20のオプション設定では、
KBドックから外したタブレット状態で適用の物しか無い。
メーカー純正品番:CF-VST2021U ショルダーストラップ、
こんな感じの物(らしい)↓

・キャリングハンドルの無い&CF-20同様に
メーカーのオプション設定の無かった、
【TOUGHBOOK CF-C2】では、米国??サードパーティー製で
ベルトを付けられるような金具が売られてたらしい。
CF-20には・・・その様な代物を発見出来ず。。。
・試しにキャリングハンドルに100均で買ったミニカラビナ付けて、
それに肩掛けベルトを着けたけどガチャガチャうるさい。
付け外しが面倒な上に、ミニカラビナの表面塗装削れて汚いw
その上、机上に置くと「カラビナ」が干渉してウザイ。
・というわけで、何とかしてみよう! という話。
(この先の画像も多分クリックで拡大)
<TOUGHBOOK CF-20 肩掛けベルト装着>
1.
準備したのは下記の品々。
・100均で売ってる、タープのロープを張る「自在金具」
一昨年のオフ会時にスペア用に買った物の、余り物(笑)
これを見て今回の作業を思いついた。
・ステンレス皿ネジM4全長15mmの物
市販価格は約150円くらいかな??
何かを作ろう?としたときに買って使わなかった物。
確か、超短縮V型DPなコメットのCHV-5aに
電線追加して更に多バンド化とか思った時に買った希ガス。
・ホームセンターで見つけたちょっとカッコイイ色味のカラビナ2個
自在金具の穴より細い、太さ5mmの物。
コレも他の用途で使う為に買って不良在庫してた物で、
たしか、一個180円位だったかな?
後に太さは意味ナシになった。
・ブチルゴム製両面テープ
過去にUNI730の鉛の重りを張ったアレw
2.
CF-20のKBドック側、裏面。
左右のこのネジ部分を活用する。
3.
とりま、ネジを外す。このネジはM4。
ワッシャー下の長さ=実測で約8mmだった。
ドック部底面~ワッシャー当たり面=約5mm。
ネジ側の約8mmと合計すると約13mmとなる。
不良在庫(笑)のM4皿ネジ15mm長であれば
「脳内検討(妄想)」で、締め付け可能と判断した。
この時点で手持ちのネジを探したら
M4皿14mmが有ったのでサクサク作業が進んだ・・・
なお皿ネジのサイズは首下長ではなく全長なので、
M4皿の頭部分の約2mmを引くと
首下=約13mmとなる。 ここ重要。
外したら周辺を脱脂しておく。
(今回も消毒用エタノールIPを使用)
外装清掃時に不織布へシリコンスプレーを染みこませ、
ゴシゴシ磨き上げてたのが取れて白っぽくなってる。
このまま放置で乾燥させておく。
4.
100均の「自在金具」を加工する。
ダイソーで買って余ってたコレを実測すると、
厚み=約2.2~2.3mm
穴径=約7mmだった。ここ重要。
皿ネジの【皿部分が当たる様に】斜めに削る。
アルミ製なのでカッターナイフで簡単に削れ、
なおかつ微調整(微調削り)が出来る。
今回はカッターナイフと丸棒ヤスリ併用。
M8のドリル刃でザグっちゃうのも手だけど、
相手の穴が約7mmなので、ちょっとムズイかも。
大体、普通のドリル刃先の角度と皿ネジの角度合わないし。
下画像、左=加工途中、右=加工前。
どんな感じに加工するかの概略説明w
この様に自在金具と皿ネジ頭が、
「ツライチ」になるまで削る訳で。
【↓無加工状態でM4の皿ネジを付けた状態↓】
【↓加工途中でM4の皿ネジを付けた状態↓】
皿ネジとの当たり具合を確認しつつ削り
カンペキに「ツライチ」になれば・・・・・
自在金具の厚み=約2.2mmに皿ネジ頭=約2mmが埋まる!
↓ツライチ状態まで削り、
【自在金具のKBドック接触面】から
【ネジ先端までの長さ】を計って確認した。
12mmちょっとなので・・・
前出3.の「合計13mm」より短い。
後述5.の加工をすると更に短くなる。
コレならM4ネジ受け側の奥(KBドック内部)に
干渉することは無いだろうけど、
ちょっと心配な気がする・・・w
なお、KBドック側のM4ネジの先には、
本体タブレット側との信号/電源ケーブルが居るので干渉は絶対NG。
ホムセンでM4皿ネジは全長5mm刻みの物しか売ってないのが殆ど。
本来ならネジ屋で「M4皿ネジ18mm」を買えば良いのかも。
ネジ屋なら三価ブラックやSSブラックも有るだろうし。
(黒い方が目立たないし)
5.
自在金具の加工が終わったら脱脂して、
ブチルゴム両面テープを貼り、チマチマと型抜き。
手持ちが細いのしか無かったのでこんな張り方wだが、
最初から太い物を使えば難なく終わる。
この段階で反対側の穴にバリが無いか再確認し、
バリが出てれば今のウチに削っておく。
(っていうか削ったわw;)
6.
両面テープの型抜きが終わったら、
いよいよKBドック側へ貼り付ける。
この時、一気に貼り付けない。
自在金具の穴センターがねじ穴センターになる様に
圧着しないでそっと置いてから、M4皿ネジ15mmを入れ締める。
こうすることで皿ネジのテーパー面で全体がセンターに寄る事になる。
下記画像の向きが一番接触面積が広いんではないかな??
M4皿ネジ15mmをしっかり締め付ける。
但し電動インパクトドライバー禁止(笑)
締め付けるとブチルゴム両面テープが圧縮され、
ヨコに広がるので自在金具のヨコからはみ出す感じになる。
と同時に、穴のセンターが「ほぼ」揃う。
(下記画像を拡大して見るとブチルゴムがはみ出しているのが判る)
この、ブチルゴムの弾力で「ゆるみ止め」を兼ねるという、
「捕らぬ狸の皮算用」な訳でww
なおブチルゴムの性質だと思うが、
一度締め付けて10分くらい放置すると
さらにはみ出してくる=皿ネジが緩む。
増し締めしておく。
7.
自在金具取り付け完了状態。
(何度かの増し締め終了状態)
この様に、KBドック側の元々の足より薄く仕上がる。
実測=約2.5mmで、狙い(脳内検討)通り!!w
(なおKBドック側の底面~足先端は約3.6mm)
8.
自在金具取り付け後の全景。
最初、ミニカラビナを直に付けたら、自由度が無かった。
なので付属してたキーリング(って言うんだっけ?)経由で取り付け。
この状態でテーブルに置いても、
自在金具&キーリングは干渉せず。
KBドック底面から足の先端まで実測=約3.6mm。
KBドック底面から自在金具まで実測=約2.5mm。
自在金具約2.2mm+ブチルゴム0.75mm=約2.95mmなので、
ブチルゴムが0.4~0.5mmほど圧縮されてる。
実測値からブチルゴムが0.3mm厚になったと想定。
下記の図のような関係になる。
脳内検討より若干ブチルゴムが厚いけど、まぁ狙い通りだw
この図の通り、
皿ネジ有効長が7.5mmある ので
しっかり締まってると思われ。
(前出の通り、元々のネジ先~ワッシャー面まで約8mm)
9.
市販のPCバッグに付いてた(と思う)、
ショルダーストラップをカラビナに接続して作業完了!
<作業後の感想とか>
・改造って程じゃないけど、
これで両手が塞がってても、
肩からさげて運搬できるのは(゚д゚)ウマー
・さっそく普段使いのショルダーバックと一緒に
肩からぶら下げて・・・東北新幹線に乗ってみた。
TOUGHBOOKなので「何かにぶつかっても心配無用」はストレスフリー。
・カバンからPCを取り出すという動作が無く
いきなりパカッっと開けて電源ONで使えるとか快適すぎる。
・東北新幹線内で「タフブックCF-20を肩から下げてる」ヤツが居たら、
それはワタシですwww (^^)bグーサインしてくださいwww
2024/10/24 追加
・肩から下げた状態はコレ ↓
・ストラップの長さが十分であれば、
所謂「駅弁スタイル」での運用も可能w ↓
(これは現場で重宝しそうではある)
・しかし、肩掛けベルトの利点はそれだけではない。
現場作業時にPCを置くスペースが無いとかザラにある。
そんな時は下記画像の様に、CF-20をぶら下げて作業可能!(笑)
★TOUGHBOOK CF-20 のページ へ戻る★
★「高周波な生活(の一部)」トップページへ戻る★
管理用:このページのURLは、 https://caiman0223jp.ifdef.jp/panasonic/cf20sstrap.html