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 since 2022/09/25 初期ページ作成
 update 2022/11/09 14MHzでの成果を追加
 update 2023/06/04 再調整する事に

「・・・高周波な生活(の一部)
 第一電波工業製 MD200+MDC6 で14MHz帯に出る

 MD200の改造というか・・・付け足し?(笑)
★昔購入したダイヤモンドアンテナの【MD200+MDC6】
 移動運用で現地へ行く途中で6mバンド内コンディションチェックや、
 移動先でのサブアンテナで大活躍した。
 後から「車の中からHFも出てみたい」ということで「MDC217」も追加。

★その後 2016 年に単身赴任を喰らってからは、
 自宅とアパート間の往復移動中に航空無線(HF帯洋上管制)受信や、
 秋田のアパートでベランダアンテナとして活躍。
 (そして積み替えが面倒になりヤフオクで中古MD200を一本追加)

★2021年7月に変更になった単身赴任先・盛岡のアパートでも、
 ベランダアンテナとして大活躍中。


メニュー(?)

  • 1.発端w
  • 2.検討して実験
  • 3.実際の成果(2022/9/25当初)
  • 4.実際の成果(2022/10/9,11/9追記)
  • 5.全体的に再調整する事になった(2023/6/4追記)






  • 発端

    ●国内コンテストで賑やかな時期なので、
     愛・地球博コンテストに14MHzで参加してみた。
     アンテナはベランダ突き出し設置の 超短縮V型DP【CHV-5α】で。
     (7MHz帯は電灯線由来のパルスノイズで断念)

    ●9/22夜9時の開始直後から深夜まで、国内局は聞こえず。
     (まぁ国内スキップ時間帯だしね)
     9/23朝6時から再チャレンジ。あれ?全然聞こえないよ?

     聞こえる信号はS0〜2位で激弱、当然いくら呼んでもダメ・・・







    今すぐ、この14MHzの状況を改善するには?

    (ここからしばし、脳内検討・・・)

    ●今から14MHzのDP作るか?
     つーても、ベランダの幅は1/2λの10mも無いぞw

    ●じゃあ14MHzの1/4λGPはどうだ?
     うーん、手元に5mもの非金属なポールは無い・・・

    ●ベランダ手摺に固定のMD200は単体で全長約2m位。
     14MHz帯1/4λの約5.1m(波長短縮率込み)に【3m位足りないだけ】だなぁ。。。

    ●じゃあ・・・【 MD200+MDC6 】の状態で、
     全体で14MHzに同調する様に3mの電線を接続で、ほぼ1/4λのフルサイズだな。
     CHV-5αで3.5MHz帯に出たのと同じで、延長電線付けてしまえ。

    ●MDC6自体は電気的(高周波的)には、エレメント下端とアース間に
     50MHz付近に同調してるLC並列共振回路がある「だけ」だから・・・
     14MHzなら無視出来だろ。
     無視しよ(笑)。

    (ここまで約3分の脳内検討終了w)


    <1>
     速攻で実験開始。
     CHV-5α用に作った、【 3.5MHz用延長エレメント 】と同じ方法!

     使用電線は当然同じで、「0.5-4TJVカロクミ・ジャンパー線」 を使用w。
     とりあえず(接続用の加工余長込みで)3.3mくらいに切り出し、接続。
     (この先の画像はクリックで実寸大表示されると思う)

     


    <2>
     でも、コレじゃ後々面倒じゃん。
     MDC217使って7MHzで記念局とか特別局追いかけるのにも使ってるし。
     毎回巻き付けてたら、絶対金属疲労で電線が切れるし。

     と、色々考えながら先端部分を眺めていて気がついた。

     「あれ?ギボシ端子と同じ位のサイズじゃね?」

     並べてみたら形まで似てるという。。。
     


    <3>
     ギボシ端子を半田付けして、完成。
     前作CHV-5α用3.5MHz用延長エレメントと同様に
     先端部分を折り返して調整。
     折り返し部分をループ状に広げてあるのがポイント。

     全長を変えずにループを広げたり狭めたりで、
     同調点が動くのではないか?と思って試してみただけ。

     キャパシティハットと一緒やね(笑)
     


    <4>
     CHV-5aの時と同じく「nanoVNA」で計って調整して・・・ビンゴ!!
     開発者のTT@北海道(edy555)氏!ありがとう!

     長さを大雑把にあわせてから、
     先端ループ幅で微調整したのが下の画像。
     SWRは高く、約2.0だけど一応同調してるって事で。

     SWRが高い原因はホットとコールド間に、
     50MHzのLC並列共振回路があるから?

     にしては、スミスチャートの値[584pF]が・・・?
     下側だから「-jX」だから〜容量性リアクタンス。
     簡単に言えば「C」が直列に入ってるって事、だよな?

     nanoVNAの表示@14MHz帯。
     (center=14.1MHz,span=2MHz,SWR scale=1)
     

    (いちおー脳内検討・・・)
    ・一応、モービル基台は鉄骨製ベランダ手摺と
     直流的に接続されているけど高周波的には怪しいのか?

    ・カウンターポイズを7MHz用1/4λにして接続しているから?

    ・いやいや、先ずは・・・・・
     『 先端をループにしないで電線長を調整しろ! 』 と。
     『 スミスチャートで-jX言うてるんだからキャパシティハットもどきは不要だろう! 』と。
    (約3分の脳内検討終了w)

     短縮ナシの1/4λエレメントなので、
     画像のとおり帯域幅はかなり広そう。
     同調していない電線より、同調している電線の方が確実に良い。

     うーん・・・取りあえずこのままで!
     外部チューナーで反射を抑えてコンテスト継続する!!
     この時点で9/23,09時JST過ぎてたのでコンテスト参加を優先。。。


    <5>
     運用状態での全景。
     人目を気にして愛・地球博コンテスト&福岡コンテスト終了後、
     9/25の夜にコッソリ撮影したw

     通行人の目が気になるだけでなく、
     追加電線の先端から地上まで約2mという低さなので、
     コンテスト時以外は夜間だけ接続するという運用で行こう。

     



    14MHzでの成果(2022/09/25)

    ・14MHzでほぼ短縮ナシの1/4λ逆L状態。
     横に設置してあるコメットのCHV-5aより全然良い。
     水平/垂直系の差もあるとは思うが、
     CHV-5aでS1〜S2の信号が一気にS9+まで上がる。
     (当然応答率も良い)

    ・但し、コンディションによって、
     状況が逆転する事が「たまに有った」ので、
     CHV-5aと切り替えながら運用した。

    ・14MHzオンリーで参加した、
     第17回愛・地球博記念コンテスト(9/22〜23)と
     第16回福岡コンテスト(9/24〜25)ではそれなりにQSO出来た。
     ANT別QSO比率は、「CHV-5aノーマル」:「MD200+延長エレメント電線」で2:8位。

    ・ジャンパー線なんか使わずホームセンターで切り売りしてる、
     0.5mmSQのKIVビニル電線(撚り線)を使えば良いんじゃ?
     そっちのほうが軽くないか?と思いついたのは、
     上の写真を撮影してから延長エレメントを外している時(笑)。

    ・当然ながら、同じ方法で10/18MHz帯も対応可能と思われる。
     24MHz帯は波長的にダメかもしれない。
     (MDC6を外して直結なら別)
     でも現状では、あまり興味がない。
     (ローカルコンテスト好きなのでw)







    2022/10/09追記:
    ・10/8〜9の全市全郡コンテストにC14Mで参加。
     前年スコアと比較すると10位以内くらい・・・な、得点で満足。

    2022/11/09追記:
    ・このMD200+MDC6+延長エレメント電線の構成で、
     2022/10/25〜11/9に行われたDX-Pedi、
     パプアニューギニアの「P29RO」ともCWでQSO成立。






    2023/6/4追記:

    全体的に再調整してみる事になった(笑)

    初夏になってCondxも良くなり、
    50MHzではほぼ毎日、宮崎のJA6YBRビーコンが聞こえる♪

    2023/6/3〜4に開催される「第47回宮崎コンテスト」へ
    「50MHzで」参加しようと準備してて・・・の巻。


    <6>
     今日もYBRビーコン聞こえるけどQSB激しいなぁ。
     MD200+MDC6は、そのままベランダ設置のままで、
     HF6CLをベランダ反対側のアパート玄関側に仮設して、
     お空の状態に合わせて状況良い方に切替運用しよう!

     ・・・とか、6/3(土)の朝に思いついた。
     (宮崎コンテストは18:00開始だからノンビリ準備)




    <7>
     HF6CLは50.2MHz位でSWR落ちてるのを確認。
     ノンラジアルらしいし、最初に調整してからあまり変わらない。

     で、MD200+MDC6を確認してみたら
     「肝心な所のSWRが・・・!」
      (というわけで記録を開始した・・・)

     その時の、nanoVNA表示@50MHz帯。
     (start=50MHz,stop=51MHz,SWR scale=0.1)
     なんでこんな事になってんの?w;
     

     この状態で「延長エレメント電線を接続した14MHz帯」は、
     前出<4>と大差なしなので割愛。



    <8>
     とりあえずMDC6を調整。
     調整前↓
     
     調整後↓
     

     なんでこんなに位置がズレた?
     ベランダ内カウンターポイズ電線は2本で、7MHzの1/4λ長で作った物。
     1本は伸ばしきってベランダから外の外壁に沿って地上へ垂らし、
     1本はベランダの床面に乱雑にグネグネさせていた。

     そういや・・・
     「今年度も始まったJARLのQRPデー特別記念局、7MHzなら出来そう!」
     と、思いついた。

     んで、MD200+MDC217による7MHz帯での特性upを狙って、
     グネグネしてた1本も床面をベランダの端まで真っ直ぐ延ばし、
     行き止まりで給電側に折り返した。。。

     それの影響くらいしか無いな、これは。
     ちゃんとカウンターポイズになったって事?(苦笑)

     以下は調整後のnanoVNA表示@50MHz帯。
     (start=50MHz,stop=51MHz,SWR scale=0.1)
     最良点50.3MHzでSWR=1.23、50〜51MHzでSWR=1.4以下。
     




    <9>
     そうだ。もしCondx悪いときは14MHzにも出よう。
     というか、MD200+MDC6の状態が変わった んだから、
     当然 「延長エレメント電線を接続した14MHz帯」も特性変わってる んじゃね?

     というわけで、前出<3>の電線を接続してみた所・・・
     いきなりSWR下がってた(苦笑)
     やはり7MHzの1/4λカウンターポイズ(というかラジアル線?)、
     2本目もちゃんと伸ばしたのでアース効果が出てる?

     以下は前出<3>の電線を接続しただけ状態。
     SWR最低点が低い所へ移動していた。
     nanoVNA表示@14MHz帯。
     (center=14.1MHz,span=2MHz,SWR scale=1)
     

     電線先端のループ状部分を小さくし、
     その分電線自体も少し切り詰めてみた。

     以下は延長エレメント電線の長さを微調整後の、
     nanoVNA表示@14MHz帯。
     (center=14.1MHz,span=2MHz,SWR scale=1)
     

     14.1MHzでSWR=1.5以下、
     14MHzのバンド内SWR=2.0以下になった\(^-^)/バンザーイ
     (でもスミスチャートの「1.01nF」が気になる・・・orz)




    ・なお、nanoVNAでの測定点は全て、
     ベランダ固定「モービル用基台コネクタ直づけ」の、
     3D-2V約5mの先。

    ・実際の運用状態は、更に5D-2V約5mで延長し無線機群へ。

    ・アパートの建物(鉄筋コンクリート3階建て)に接近してる割に、
     一応1/4λフルサイズで動作しているのか帯域幅は広い。
     nanoVNA上で見てもSWR=2以下の帯域は約500kHz位。
     (13.9〜14.4MHz位に見て取れる)

    ・実際に無線機へ接続しSWR計で計っても、
     14.000〜14.350MHzの間はSWR=2以下。

    2023/6/4 (コレを編集してる夜11時・・・)
    ・ちなみに、発端?となった「第47回宮崎コンテスト」、
     50MHzは不安定なコンディションで2局QSOでおしまい。
     結局、「MD200+MDDC6+延長エレメント電線」で14MHzで参加









    また文章だらけのページを書いてしまった・・・・・
     そのうち、ちゃんと延長エレメント電線を切り詰めて合わせてみようw 



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