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since 2021/08/22
「・・・高周波な生活(の一部)」
JRC製 JST-245
シンセサイザーユニット/CGH-192Aの調整その2(基準発振周波数)
・2021/8/11~12に JST-245EのシンセユニットCGH-192A のVCO1~6を調整。
手狭&色々忙しくて、そのままヒートランという名の放置プレイ。
中波NHKラジオ第一や、7325kHzのNHK国際放送を聞いたりしてたけど、
7325kHz付近に近隣ノイズ源からのキャリアが混信してるので、
USB/LSB切り替えつつサイドバンド受信してたら音程に差があるのに気がついた。
・やっと(?)MF76Aを準備できたので、ちゃんと基準発振周波数を確認&調整してみる。
測定ポイントはサービスマニュアル(=SM)通りLO1出力、
規格値=70.545MHz±70Hzで。
なお以下の画像は「その1」と代わり映えしないけど記録を保存ということで。
● JST-245E 再度、作業開始(8/22夜中の1時過ぎw)
8/20の夜遅くに測定器のヒートラン開始で8/21日中は家事で忙しく、
その上、出張の疲れで15時~19時まで昼寝してしまってこんな時間に。。。
(なお各画像はクリックで大きいサイズが表示されるハズ)
01:SMに従い、100kHzのAMに設定。
なお今回はJ51-1コネクタを抜いて作業する事にしてみた。
02:↓前回8/11~12にR3273の周波数カウンター機能を使用して
調整したときと同じ様に現状を確認中。MF76Aはスペアナの上で。
よく見ると基本波の上下に約-65dBでスプリアスが居る。
さーて・・・「70.545MHz±70Hz」が規格値 ということで・・・
03:↓Lo1出力周波数測定 with R3273。
70.544628MHzで、なんと「-372Hz」という・・・
04:↓Lo1出力周波数測定 with MF76A。
70.544628MHzで、上記03:と同じ結果。まぁ当たり前(笑)。
・・・ズレてるじゃんかよ。
05:↓調整開始でCV10のガリを除去するついでに、
上限と下限の周波数を調べてみた。
上=70.546624MHzで、+1624Hzまで。
下=70.544486MHzで、- 514Hzまで。
06:↓CV10に限らず本機で使用しているトリマーの頭は、
マイナス溝があるのではなく、3.3mm位の十字穴。
確か適合する調整棒を持ってるけど行方不明。
で、取りあえずHOZANの調整棒を使用。
07:↓ジワジワとVCを回し、とりあえず1Hz台の追い込み。
08:↓一服休憩してから、0.1Hz台を追い込んだ。
(追い込み作業中はハイレゾ測定モード)
調整棒外しただけでズレるし、どんどんドリフトしていく。
OCXOじゃないし、まぁこんなもんでしょ。
(以下の経過観察中は通常測定モード)
09:↓とりあえず規格値±70Hzには入ってるのでキニシナイ!w事にして、
先の「調整その1」でやったVCO1~6の電圧を確認すると、
VCO6だけ規格外れになってしまった。(規格値:10V±0.1V)
10:↓VCO6(53.99999MHz)の調整風景。
とても素直に10.0Vに収まった。
・JST-245Eの基準発振周波数調整、これで完了。
これでサイドバンド受信時の違和感も解消されるであろー。
・上記完了後、JST-245Eに終端型電力計を接続し、
送信周波数を確認(FM)したところ、±2Hz程度のズレ。
コレならFT8の運用も問題無いかもしれない。
OCXOじゃないから外気温変化にも引っ張られるし、まーこんなもんでしょう。
・そして送信周波数を確認しているときに新しい状況発見。
この個体・・・出力が50W くらい出てる みたいだ??
・前オーナー(またはその前?)が、
調整ポイントをネットで見て調整したのだろう。。。
JST-245Eは25W機だけど手元資料によれば2SK408×2/409×2の筈。
2SK408/409のスペックから考えると、出力60W位までは行ける・・・のか?
・いやいやどうだろ、とりあえず元の25Wに再調整するべきだろうなぁ。
2SK408/409のスペアが無い状態でのムリな運転(運用)には、
悲しい結末が待っている気がする・・・(笑)
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