★トップページへ戻る★
★JST-245のページへ戻る★
このページは・・・
since 2021/08/10
update 2021/08/11~12(VCO1~6の電圧調整,シンセユニット一通り調整というか確認)
update 2021/08/22(シンセユニットの調整2(基準発振周波数)を追加)
「・・・高周波な生活(の一部)」
JRC製 JST-245
シンセサイザーユニット/CGH-192Aのチェック&調整その1(VCO1~6)
・2021/7/29に 【JST-245E】をヤフオクで落札 しちゃった。
通電確認のみ(つまりジャンクの可能性もある)という代物で
8/2に到着した現物を確認したところ外観は比較的キレイでラッキー。
いつも通りツマミやボタン類を外して清掃バンバン。
ちなみに、JST-245Eは40台/JST-145Eは10台という希少種(笑)
・2021/8/7、【JST-245E】動作確認中(エージング中)に特定のバンドが動いてない事に気がついた。
「通電のみ確認」という代物だから多少の不具合はアリでしょ。
と、ダイヤル回して探ると7500.00kHzから14499.99kHzの範囲で、
アンテナ繋いでも外来ノイズすら聞こえず・・・
ダミー繋いで10MHz/14MHz帯で送信してもパワー出ない・・・
「あ゛~・・・ これVCO死んでる・・・(涙 」
・とりあえず、どんな状況か確認しておこう。
最悪コースだと、VCOのLかVCかTrを交換・・・ とか、マジで面倒。
・2021/6/30~7/1で単身赴任の更に単身赴任?で、
秋田県→岩手県へ引っ越したのに、
やってることは全く変わらないという記録・・・(笑)
● JST-245E 底板を外して作業開始(8/10~11)
(各画像はクリックで大きいサイズが表示されるハズ)
01:↓内心ビビってるので、ビール飲みながらプレイボール(笑)
とりあえずちゃんと動いてると思われるVCO1のTP1電圧を見て一安心w
02:↓サービスマニュアルでは、それぞれの周波数でTP1が10V±0.1Vと言ってる。
作業しやすいように、メモリー191~196CHにそれぞれ入力。
03:↓早速、問題となっているVCO2時のTP1電圧を見てみる為に、
サービスマニュアルに従い14.49999MHzに設定すると・・・・・
04:↓TP1の電圧は3.358Vでした。だめじゃん。
なお、なぜかこの時点で突然、スピーカーからノイズが爆音!
(つまり接触不良か何か??)
05:↓まずは、調整できるか試してみる。
ちょっと触っただけで電圧が上昇(回してもいないのに4.3V位にw)
06:↓問題のVCO2のCV2を調整ドライバーで慎重に回すと、
ほとんど回ってないのに電圧爆上げ。
こりゃー良くある経年変化というかなんというか、トリマーの接触不良??
07:↓地味に(本当に地味に)ジワジワとCV2を回して・・・
指先感覚で360度を3回くらい回してから、大凡の元の位置まで戻したら約10Vに!
(下の写真の測定値は10.01Vという・・・(笑)
これは正直、びっくりした!w (大槻さん!ちゃんとしてるよコレ!!www)
08:↓上手く行ったので、一服休憩してから、
VCO1(7.49999MHz)から順に調整してみる。
09:↓VCO2(14.49999MHz)も、再度調整。
やはりVCの接触不良なのか測定値が飛びまくるので安定したところで停止。
10:↓VCO3(21.49999MHz)も調整。
コレは素直にほぼ10.0V付近に収まった。
11:↓VCO4(29.99999MHz)も調整。
ちょっとクリティカルだったので10.04Vで。
12:↓VCO5(44.99999MHz)だって調整。
13:↓VCO6(53.99999MHz)は最重要なので調整。
うーん・・・・
意外と簡単に済んでしまうとは思わなかった (何w
部品交換まで想定して構えてた俺の気持ちは・・・
いやいや楽に済んで良かった。
・今回はVCOの調整で復活したJST-245Eだが、
とりあえずこれで全バンド受信は出来るであろー。
・雰囲気(?)的にVCの接触不良っぽかったけど、
今後エージングして、他の不具合が出ないか確認する予定。
・いやー、VCOの調整だけで済んだのはラッキー!
なんせ単身赴任先のアパートなので測定器や工具を出すのが面倒!
・でも基準発振周波数の調整をやるとなると、
最低でも周波数カウンター位は出さないと・・・
うーん、うーん・・・
狭いんだよな・・・
部屋が・・・
上記の画像は、6畳洋室(居間にしてる)の、テーブルの上。
普段はメシを食うところなのであった・・・w
● JST-245E せっかく開けたのでシンセサイザーユニットを一通りチェック
14:↓上記13まで(VCO6まで)電圧調整した所で、
せっかく開腹したことだしシンセサイザーユニット(CGH-192A)の
調整メニューを一通りやってしまおう!ということで、
IC-706の調整とかMF76Aの調整で活躍したスペアナ(ADVANTEST R3273)を出した。
なお、上記13直後(8/11,01:30)に出してPow-ONして、翌日(8/12)00:30まで放置プレイしてからの作業。
15:↓基準発振周波数調整(20MHz reference osc ADJ)後に、
調整後にNHKラジオ第一のキャリアをCWで受信し、
Reverseでキャリアポイントを切り替えて聞いてみると
何となくトーンが違う気がするけど・・・まぁ、大差ない事を確認。
・基準発振周波数の調整はサービスマニュアルによると、
20MHzを直接測定するのではなく「シンセ出力で70.545MHz±70Hz」という
指示があったのでその通りに実施。
・R3273は1Hz台まで測定できる周波数カウンター機能があるので、
SPAN=20kHz&RBW=300Hzとし、カウンターONで測定して調整に使用。
(表示上で70.545000MHzまで追い込むのに30分ちょっと。結構上手く行った気がする。)
・本当は・・・ハイレゾ測定モードがあるMF76Aでやれば
さくさく調整できたのではないかと思うが、生憎いまは手元に無い。
・サービスマニュアルに記載の順で進めたが、
大幅にズレてるとかスプリアスが多いとかいう箇所はなく順調に終了。
だからネタになるような画像無しで全景写真のみ。
「チェック&調整その1」とかタイトルにしておきながら、これで終わる予感・・・(笑)
・Anritsu製周波数カウンタ「MF76A」の準備が出来た。
という事で「チェック&調整その2」を実施してみた。
JRC製 JST-245 シンセサイザーユニット(CGH-192A)のチェック&調整その2
★トップページへ戻る★
★JST-245のページへ戻る★
このページのURLは、 https://caiman0223jp.ifdef.jp/JRC/JST245/JST245E/VCO/vco-check.html