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★IC-706(無印)の前面パネルからON/OFFできるプリアンプですが、
実体は【HPF-Bord上のuPC1658G】です。
60MHzより上ではANT2コネクタから入った受信信号は、
PA-Unit内にあるVHF用のBPFなどを通過後に
<
160MHz位のLPFを通った後で、【HPF-Bord上のμPC1658G】へ送られています。
▲つまり60MHzより上では「プリ」じゃないアンプ▲
この辺はIC-706MK2以降で改善されています
ブロックダイヤグラム はこちら
上記理由で、<PA-Unit内のμPC1658G>の定数変更で
感度UPを目指すのもアリです。
アリなんですが、部品が全てチップ部品なので中々簡単には行かない。
そのうち処置してみる予定。
・2010/12/09追記:
フロントエンドのf特測定したらこんな感じなので、この部分での感度UPは無理っぽい。
作業後の雑感とか書こうと思ったけど・・・受信感度測定結果カーブを公開してからにしよっと。
2010/12/07,23:00
「VHF部フロントエンド改造/エアバンド用」を実施後に、
IC-706(無印)の受信感度を測定した結果をグラフにしてUP。
グラフはこちら
(DR-620の時と同じでExcelで作ったグラフをhtml保存してチョコチョコ直してポイッ( ´∀`)つ ミ [FTP]
★上のリンクをクリックすると別な Windows or Tab でグラフが開くハズ。
開いた画面(Window)下にある各タブをクリックして,それぞれ選んで表示出来ます。
「処置前に取った測定結果」と「処置後の測定結果」を一発比較できるように、
一枚のグラフにした物も入ってます。
(上記使用測定器:ANDO AH-5411S , 2010.10修理校正済)
2010/12/09,18:00
スペアナで改造後の受信部 f 特を測定。
★測定時の信号の流れは、
[TG]
↓
[背面ANT2]
↓
<IC-706内PA-Unit部VHF側フロントエンド>
↓
[MAIN-Unit J3から外したコネクタP2]
↓
[スペアナRF-in]
こんな感じで接続したので、
「ANT2~送受切替Di-SW経由~VHF側フロントエンド」の特性が計れる。
(つまりMAIN-Unit内HPF-Bord上のプリアンプ用uPC1658G手前まで)
上記使用測定器:ADVANTEST R3273 op74(TG) , 2009/09校正
TG出力=-55dBm(=約58dBμV-EMF) で測定した記憶。
ちょっと飽和気味なのでATTであと2~30dB落とさないとダメな気がする。
(R3273は、オレ様個人的趣味で選定し、会社で導入した物である(こらこらw
★REF -30dBm、下の-90dBmに引いてある線は、Normalize Line 。
IC-706の電源が入っていない状態で、このラインでNormalizeしてから測定実施。
★155MHz付近のDip点は警察無線の中継局、
177~183MHz付近のDip点はアナログTV波?の飛び込み。
★上図を見ると判る通り、フロントエンドに使われてるuPC1658Gの入力側フィルタ+出力側LPF込みで
約30dBのGainがあるので、このIC部分でこれ以上利得を稼ぐのは無理。
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ここに記載の事やその他で質問&苦情があれば、
某巨大掲示板のスレ↓にでも書いて下さい。
[Icom]IC-706 Mark-1[アイコム]
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/radio/1212125302/
・・・時々、忘れた頃に見てますw