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update 2021/09/20 WARC改造修正というか追記
「・・・高周波な生活(の一部)」
日本無線/JRC製 JST-135改造用?資料
・サービスマニュアルに載ってる内容+@
2000年頃「JST135欲しい!JST245欲しい!」って騒いでた時、
偶然にも [中の人] から頂戴した情報を含む。ありがとう中の人!
・あれから20年も過ぎてJST-135を入手しました!(今更・・・
というわけで、資料が散逸するまえにココに残します。
(以下の画像はクリックで大きいサイズが表示)
● JST-135 WARCバンド対応
(ROMバージョン別に詳しくしてみた)
当初出荷時は10MHz帯しか解放されてなかったんだっけ?
という訳での、18/24MHz帯の拡張方法。
なおROMのバージョンによって多少の違いがある。
(1)上カバーを開けて CDC-493A CPUユニット を抜く。
(2)CPUユニットの真ん中にある ROMのバージョン を確認する
(3)マザーボードに刺さるコネクタのすぐ上に、
RJ0からRJ7迄のレジスト印刷と1/4W型抵抗が
並んで刺さっているので探して位置を確認しておく。
(下の画像はROMバージョンが「7DEJD0102」)

<1>
ROMのバージョンが「7DEJD0102」又は、
「7DEJD0102A」「7DEJD0102B」の場合。
・18MHz帯拡張:
(1)RJ1をカットする
(2)[MEMO]+[FUNC](同時押し)→テンキーで [145] 入力→ [ENT]
(3)定義内容が [0] で無効。 [1] で有効。
・24MHz帯拡張:
(1)RJ2をカットする
(2)[MEMO]+[FUNC](同時押し)→テンキーで [150] 入力→ [ENT]
(3)定義内容が [0] で無効。 [1] で有効。
<2>
ROMのバージョンが「7DEJD0102C」及びそれ以降の場合は下記。カットだけ。
・18MHz帯拡張:
RJ1をカットする
・24MHz帯拡張:
RJ2をカットする
* なお後年出荷分で、RJ1とRJ2が未実装となった物があるらしいが真偽不明。
(現物を見たことがない)
● JST-135D 28MHz帯の100W化
・RJ5をカットする
日本国内向け出荷時、28MHz帯は50W。
それを他のバンドと同じ100Wにする場合。
2020/11頭に入手したJST-135DはRJ5がカットされていた
2021/07末に入手したJST-135Dもカットされてた
・・・皆さん28MHzで100(以下略

● JST-135D 移動局用50W化
・RJ0をカットする。
取扱説明書のP33に記載の通り。
(なお、RJ5のカットと同時に実施された場合の挙動は不明)
● JST-135 トランスバータ(TRV)の親機にしたときに便利な拡張
ちょっと アレ な内容です。。。
目的
・普通はHF機を親にしたTRVで50MHzとか144MHzに出る時、
28MHz帯をIFにするんですが・・・
1990年代に常用してたFT757+FTV700(50MHz-Unit)の場合、
28MHz帯のアクティビティが高く、
各種国内コンテスト時の「TRV通り抜け」が意外と多かった。
(というか異様に皆の電波が強かった?w)
・そんなわけでFT757をゼネカバ送受信可にして、
FTV700(50MHz)のバンドを「52MHz」に設定して・・・という状態でw
50MHz-Unitはデフォで50/52MHzの水晶が入ってるから出来た話。
・って話をしてたら、教えて貰った。
「JST-135でもできるよ?」 と。
サービスマニュアルのコピーに「中の人からの情報」をメモ書きした物を、
pdf化して会社のサーバ(!)に入れて保存していたので、
さっそく実践してみる事に。
・送信範囲の拡張:
コマンド拡張で、取説には当然載っていない。
<その1>
(1)[MEMO]+[FUNC](同時押し)→テンキーで [140] 入力→ [ENT]
(2)これで定義内容が [0] 表示なら標準。
(3)その後勝手にユーザー定義モードから抜けるのを待つ。
(4)抜けたら、スグに(1)の同じ操作を行うと、定義内容が [1] 表示になって拡張。
中の人から貰ったサービスマニュアルのコピーの、
欄外に書かれていたメモの内容がこんな感じ。
今回入手したJST-135Dではこの操作方法が有効だった。
(ROMバージョンが「7DEJD0102」の個体)
出典:サービスマニュアルのコピー(英文)&ソコに書いた「口伝えのメモ」w
<その2>
(1')[MEMO]+[FUNC](同時押し)→テンキーで [140] 入力→ [ENT]
(2')テンキーで [0] → [ENT] 入力。(送信未拡張)
(3')[MEMO]+[FUNC](同時押し)→テンキーで [140] 入力→ [ENT]
(4')テンキーで [1] → [ENT] 入力。(送信拡張)
この繰り返しで送信拡張のOFF/ONが可能(らしい)。
出典:手元のサービスマニュアルと思われる物(英文)のコピー。
・その後、取説に乗ってるEXCTR OUT 設定を行う
(5)[MEMO]+[FUNC](同時押し)→メインダイヤルを回して定義番号[6]を選ぶ。
(6)続けて迷わず[ENT]を押して[1]→[ENT]と押下。
これでリアパネルのRCAジャック(EXCTR OUT)から送信信号が出せる。
(ユーザー定義モードは5秒くらいで勝手に終了するのでサクサクと操作する必要がある)
ダミーロードを繋いで送信状態とし、
メーター表示を [ID] にしてみると、
全く振れない「ゼロA」なので 終段が停止してるというのは本当 だと思われ。
・今回入手したJST135でコマンドの有効性を確認
以前愛用していたFTV700が、今は手元にないので戻した。
・EXCTR OUT 設定を ON にすると終段が停止
これは、誤って [XMIT] を押して送信状態にしてしまった場合の、
ポカミス除けになるのでそのままに。
・今回手元にある資料のうち一部を忘備録としてココに記す。
・でも・・・なんか「受信機として」使うことになりそうだから、
個人的にはあまり必要ないかも。
・一部では、
「受信機に、 なんと!送信部が付いてるぞ!すげー!」
って、言う人も居るとか何とか。。。
資料が散逸しちゃう前に発掘し、
ココに随時追加して公開。
(また文章だらけのページを作ってしまった・・・)
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