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last update 2012/04/20 本ページ末尾へ調整時に使用した資料をup
取扱説明書で言うところの「基準周波数の校正」の作業。
記録を残す事にしたけど、当然フンドシ型。
以下の画像はクリックすると、
撮影時の元サイズで表示されるので重いと思う。
中古IC-706MK2の動作チェック中に中波NHK第1放送(891kHz)を受信するため、
891.000kHzに合わせて、USBとLSBを切り替えたら・・・あれ?音程がズレてる。
ということで、無線機テスターに接続して送信周波数を確認したら
145.000MHzにて約1kHz周波数が下にズレているのを確認。
(写真紛失orz 約-890~-950Hzのズレだった)
(1)
こんな感じで測定。
周波数カウンター(Anritsu MF76A)を、IC-706MK2の取説P58に従い接続。
IC-706MK2を1hくらいヒートランしたのが下↓の状態
(2)
サービスマニュアルだと L34 & L36 で調整しろって書いてあるけど、
面倒(w)なので、 取扱説明書に記載のR60で調整 してみる。。。。。
(3)
周波数調整とCP1&CP2の電圧調整を繰り返して、
とりあえず60.000000MHzまで追い込み。
<1>
調整完了後に周波数表示を891.000kHzに合わせ、
中波NHK第1放送(891kHz)をUSBで受信。
その後LSBに切り替えても音程がほとんどズレて無い様に聞こえる事を確認。
これだと送信周波数も大体合ってるでしょう。
<2>
測定環境:下記の測定器を周囲温度15~6℃の部屋でヒートラン6h後に使用。
無線機テスター:安藤AH-5411S (2010.10横河で修理校正済み)
・なんか1Hzオーダーで誤差があるような気がするけどオーブン内蔵。
周波数カウンター:アンリツMF76A (-7x10^-7乗位の偏差があったので2010.10 調整済み)
・校正済みの ADVANTEST R3273から出ている10MHz基準発信器出力、
校正データ見ると『+0.1x10^-8乗』を用いて調整校正。
送信周波数を測定したときは、
AH-5411SのリアにあるRF-Monitor端子からMF76Aへ同軸を接続して、MF76Aで測定。
(ちなみにAH-5411Sの周波数表示も1Hz台ではMF76Aと揃うので・・・周波数は合ってるみたい)
<3>
今回の調整で60MHzの基準発振を+0.3Hzまで追い込みましたが、
実際の使用状況下での周囲温度や機器本体からの発熱により、
ドンドン周波数がずれるでしょう。(たぶん)
そう考えると1Hz台の表示でピッタリ合っていればOKな気がします。完全に好みの範疇ですw
・・・よく考えたら、Hi-Resolモードで測定すりゃ早かったんじゃないかと(苦笑
<4>
2011/01/13, 20:05
IC-706MK2の送信周波数測定結果UP。
60MHzの基準発振周波数を調整した後で確認していなかった送信周波数のズレ具合を測定。
ここに記載の事やその他で質問&苦情があれば、
某巨大掲示板のスレ↓にでも書いて下さい。
[Icom]IC-706 Mark-1[アイコム]
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/radio/1212125302/
・・・時々みてますw