★「・・・高周波な生活(の一部)」トップページへ戻る★ 

 ★IC-706のトップへ戻る★ 

このページは・・・  since 2010/11/20   last update 2010/11/20

「・・・高周波な生活(の一部)
IC-706(無印)の内臓FAN交換

・本体の電源がONになると同時に回転が始まる、
 内蔵FANが「・・・ンゴロゴロゴゴゴゴ音」で【もうダメぽ】な状態。
 (受信状態でも常時約7Vの電圧でゆっくり回っている)

・ネットで検索しても内蔵FANの事が
 ほとんど引っかからなかったので記録を残す事にした。

・だけど面倒くさいので、超フンドシ型でいく事に決定w
 どっかのブログサイトへの移動も考えたけどDR-620測定結果をどうするか?
  ・・・ってわけで、そのまま。

 最後に交換後の感想というか雑記付き。

(1)
 上下のカバーを外し、スピーカーも固定用の金具も外しておく。
 本体下側(裏側)から見た図。
 中央左にある黒い横長の物がFAN。
 (黒い防振用のゴムに包まれている)
IC706(無印)_下面側内部全景

(2)
 そのすぐ横にあるこのコネクターを外す。
IC706(無印)FANのコネクタ拡大

(3)
 ゴムに包まれたFANを押す。
 初めて外す時はゴムが固着してるかもしれないので力が必要。
IC706(無印)FANを押して外す

(4)
 反対側に出てきた。この時完全に外す前に、
 【ケーブルの位置とFANの向き】を、よく覚えておく事。
  <空気の流れはリア側のPA部へ風を送る方向>
IC706(無印)FANが出てきたのでエアフロー方向確認

(5)
 取れた。
 この時に、
 【ケーブルの位置&金属部品&防振ゴムの位置関係】を
 よく覚えておく
事が重要。

IC706(無印)FANを外してゴム等の位置関係確認

(6)
 防振ゴムを剥く。
IC706(無印)FANをむき身にする

(7)
 どんな規格のFANなのか確認しようと、
 アルミ箔?シール剥がしたら
 FAN自体のシールも剥がれた。(苦笑
IC706(無印)FANたぶん12V0.12A位の物

(8)
 で、PCショップで買ってきたFANはこれ。
 60cm角15mm厚で12V駆動の物なら
 なんでもOKだと思われるので、
 テキトーに選んだ(安かった)のがこれ。
 一個780円かな?
IC706(無印)交換用FAN1
IC706(無印)交換用FAN2
IC706(無印)交換用FAN3

(9)
 新旧FAN並べてみた。
 新FANは羽根の向きが逆だ。
 エアフローの向きを確認しようとしたら・・・
 刻印が無いぞコイツ
  (ここで、上記(4)〜(5)が意味を持ってくる)
IC706(無印)新旧FAN並べる1

 ↓下側が古いFAN、上側が新しく買ったFAN
IC706(無印)新旧FAN並べる2


(10)
 新しいFANの電線をぶった切る。
 黄色い線は回転センサー用、
 だけどIC-706じゃ未使用。
IC706(無印)新FANへコネクタ移設1

(11)
 古いFANの線を外す。
 外れないときは叩き切る。
IC706(無印)新FANへコネクタ移設2

(12)
 半田付けしてテーピングして終了。
 本来なら熱収縮チューブを使うけど、
 この時はたまたま手元に無かった。(在庫切れ)

 赤線と黒線の位置をずらしておくと、
 万一絶縁テープが剥がれても一気にショート&焼損は免れる。

新FANへコネクタ移設3
新FANへコネクタ移設4
新FANへコネクタ移設5

(13)
 防振ゴムとか金具とか組み立て。
 この時、(5)で確認した位置関係になるように戻す。
IC706(無印)新FANへ防振ゴム付けたり

(14)
 本体に組み込む前に動作確認。
 この時、(4)−(5)で確認した位置関係&エアフロー方向を最終確認する。
 あとは元通りにするだけ。
新FAN動作確認回転前
新FAN動作確認回転中

(15)
 中にちゃんと入った。
 本当はこのFANセンター部(モーター部)に
 シールド用アルミシール?を張っておくんだろうが、
 動作確認した感じではFANからのノイズは受けてないっぽい。
IC706(無印)新FAN組込終了

交換後の雑記など・・・

1:
 電源ON時は常時回ってるので疲労も貯まってるハズの内臓FAN。
 そのFAN交換ごときでICOMに修理出さなくても大丈夫。
 100W常用する方は上記の様な安物FANではなく
 信頼の(w)三洋FANとかにすると安心感倍増。
 その代わりお値段は3倍増しでw;

2:
 交換した新FAN、モーター部分が小さくなっており
 相対的にFANの羽根面積が増えているので
 風量が増える=風切り音も増えるのだろうか?
 と思ってたが、あまり気にならない音量。
 (調子の悪いFANに比べれば全然静か)

3:
 受信状態で【FANが約7Vで駆動されてる状態】では、
 不調だった旧FANより静か なのは確かで、かつ、
 後部に手を当てると吹き出されてくる風量が確実に増えている のが
 確認できた。

4:
 IC-706Mk2とかMk2Gでも、ほぼ同じ手順で出来る(と思われ)





 ★IC-706のトップへ戻る★ 

 ★「・・・高周波な生活(の一部)」トップページへ戻る★